ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射
皮膚のしわやほうれい線を消すだけでなく、目の下のクマやこけた頬、たるんだフェイスラインなど、皮膚を面で持ち上げられるのがヒアルロン酸注射の特徴です。
また、鼻やあごをシャープな印象にする輪郭形成や、唇のボリュームアップや涙袋を作るようないわゆる「プチ整形」の注入材料としても美容整形外科の領域で広く用いられています。
ヒアルロン酸による治療は、注射だけの治療のため簡単なように思われることもありますが、実際には使用するヒアルロン酸製剤の選択・注入の部位や量・注入方法によって大きく効果に違いが出てきます。
そのため、医師の知識や技術・経験、そしてセンスがとても重要となる治療です。
例えばほうれい線の治療では、ほうれい線そのものだけでなく周りの脂肪や筋肉の状態・肌質の違いなどを注意深く見極め、最適なヒアルロン酸の選択と注入を行うことで、お一人ずつのオーダーメイド治療を行うよう心がけています。
ヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸とはもともと体内にある物質で肌の保水作用などに働く成分です。
ヒアルロン酸は時間と共に分解吸収されて無くなります。
持続期間はヒアルロン酸の種類により異なります。
分解吸収されることはデメリットとして捉えられることもあります。
しかし実際には、シリコンなどの異物が半永久的に体内にあることで、炎症、感染、アレルギーなどの原因になりますし、若いころに入れたインプラントが似合わなくなったために、抜去を希望する方も少なくありません。
時間経過で自然と吸収されることは、安全性を考えたうえでもヒアルロン酸の大きなメリットの一つです。
また、もともと体内に存在する成分のためアレルギーの原因となる可能性も低いです。
しわや溝を持ち上げてアンチエイジング
お顔の筋肉を動かしたときにできる「表情しわ」については、ボトックス注射が有効なことが多いです。
形のデザイン、注入によるプチ整形
ヒアルロン酸注射の経過とダウンタイム
ヒアルロン酸の注入部位と、種類、注入量によっても異なりますが、一般的な経過とダウンタイムについて説明いたします。
詳細については、各項目をご参照ください。
- 腫れ
- 軽度の腫れがでることがありますが数日でおさまります。
- 内出血
- ごくまれに注射部位で内出血が生じて、アザが出来る場合があります。
メイクで十分にカバーできる程度で、2週間ほどで消失しますのでご安心ください。 - 痛み
- 術中の痛みが心配な方は麻酔テープやブロック麻酔の使用をお勧めします。
術後の痛みは十分耐えれる程度ですが、発熱、膿汁などを伴い明らかに痛みが強くなってくる場合は早めにご連絡ください。 - 傷跡
- ヒアルロン酸注入は注射のみの治療です。
直後からメイク可能です。 - その他注意点
- ヒアルロン酸は時間経過で体内に吸収されていきます。
理想的な状態を維持するためには、各製剤の持続期間に応じて定期的な注入をおすすめします。 - 起こりえるリスク・副作用
- 内出血、感染、表面の凹凸、皮膚壊死
「ヒアルロン酸」YouTube解説
よくあるご質問
- ヒアルロン酸の注射は痛みがありますか?
- 注射で行う治療のため、針を刺すときの痛みとヒアルロン酸が注入されるときに押されるような鈍痛があります。痛みが心配な方には表面麻酔やブロック麻酔などの併用も行っています。
- ヒアルロン酸注射はどれくらい時間がかかりますか?
- ヒアルロン酸の注入に要する時間は数分程度です。施術前のデザインや、途中何度か形を確認してもらいながら進めますので、施術室にいる時間は15分程度となります。
- ヒアルロン酸注射ではどれくらい効果が続きますか?
- ヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収され、徐々に無くなります。注入効果の持続期間は、使用するヒアルロン酸の種類や、注入量、患者さまの個人差により異なりますが、おおおよそ1年ほどです。
- ヒアルロン酸注射で顔が大きくなったり、不自然な形になりませんか?
- 適正な使用量を、適切な部位に使用すればそのようなことはありません。
しかし、ヒアルロン酸の注射は医師の注入技術や知識によって結果が大きく異なる治療です。決して価格などだけで選ばずに、適切な医院で治療を受けられることをお勧めします。 - ヒアルロン酸注射で、どのような治療ができますか?
- ヒアルロン酸の治療効果は主に、へこみや足りない組織に対する充填剤(フィラー)です。
深いしわや、ほうれい線の改善、鼻を高くしたりアゴを出す、目の下のクマ治療、おでこに丸みを出したりと幅広く、いわゆるプチ整形の注入材料として使われます。 - ヒアルロン酸注射の副作用はありますか?
- ヒアルロン酸はコラーゲンなどと比較して、ほとんどアレルギー反応をおこすことがありません。徐々に吸収されて無くなるため、何かしらの後遺症となる可能性も極めて低い安全な医療材料です。
- ヒアルロン酸注射後、次回はいつ頃注射するのがよいですか?
- 効果の持続期間や、ご希望の内容には個人差がありますため、ご自身が追加したいと思うタイミングが最善です。一般的には半年~1年ほどの間隔でヒアルロン酸を追加注射される方が多いです。
- ヒアルロン酸とボトックスの違いは何ですか?
- しわの治療では、ヒアルロン酸注射は、皮膚を持ち上げることによって「しわ」を薄くする効果があります。
ボトックス注射では、筋肉の働きを弱めることで・しわを深くさせない・新しくしわを作らせない、効果があります。 - 入れすぎてしまったヒアルロン酸を溶かすことはできますか?
- ヒアルロニダーゼという専用の薬剤で過剰なヒアルロン酸を溶かすことができます。他院で注入後の修正治療もおこなっていますので、お気軽にご相談ください。
- ヒアルロン酸注入後にエステなどでマッサージを受けても問題ありませんか?
- マッサージによって、ヒアルロン酸の吸収が早まったり、せっかくの形態が崩れる可能性があります。
注入部位の強いマッサージは施術後2週間ほどはお控えください。
記事監修 医師:東郷智一郎
日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会 正会員
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